はじめに

RF-4EJはF-4EJ戦闘機に最小限の改修を施して偵察機として運用できるようにしたもので、当初、17機の転用が計画されたましたが最終的には試改修、限定改修、量産改修合わせて15機の改修に止まりました。

機体の塗装は限定改修機が明るい茶色を含んだRF-4Eに近い迷彩、量産改修機がヨーロピアン迷彩と呼ばれる暗色の塗装となっています。

すでに、用途廃止が始まっていて、試改修、限定改修は全機、量産改修機も2機が廃止され、現在5機が運用可能な状態にあります

最初に改修され配備された406号機。TACポッド装備。テールマークは航空実験団のものとなっています。

RF-4EJ 一覧

S/N 47-6335 with TAC-POD 量産改修型 F-4EJ改

S/N 47-6347 with LOROP-POD 量産改修型 F-4EJ改<用途廃止>

S/N 57-6371 限定改修型<用途廃止>

S/N 57-6372 限定改修型<用途廃止>

S/N 57-6373 限定改修型<用途廃止>

S/N 57-6374 限定改修型<用途廃止>

S/N 57-6376 限定改修型<用途廃止>

偵察航空隊40周年記念塗装を纏った376号機

S/N 67-6380 with LOROP-POD 量産改修型 F-4EJ改

S/N 77-6392 with LOROP-POD 量産改修型 F-4EJ改

S/N 77-6397 量産改修型 F-4EJ改

S/N 77-6403 with TACER-POD 量産改修型 F-4EJ改<用途廃止>

S/N 87-6406 試改修型→量産改修型 F-4EJ改<用途廃止>茨城空港に展示

S/N 87-6412 限定改修型<用途廃止>

S/N 97-6418 限定改修型<用途廃止>

S/N 07-6433 量産改修型 F-4EJ改

RF-4EJの概要

夜間訓練に出発するRF-4EJ

RF-4EJは当初、F-15Jの導入によって余剰となるF-4EJの中、延命改修を行わない航空機に偵察機器を搭載できる改修を施して偵察機として運用可能にするという構想で出発しました。改修にあたっては最小限にとどめるため、偵察機器は外装式にすることとされ、EJとしての基本機能には改修を施さないというものでした。このため、武装、火器管制はF-4EJのまま残されることになりました。

外装式となった偵察機器は戦術偵察用として光学カメラ、赤外線偵察装置を収納した戦術偵察(TAC)ポッド、長距離偵察用としてLOROPカメラを収納した長距離偵察(LOROP)ポッド、戦術電子偵察用として戦術電子偵察(TACER)ポッドの3種類のポッドが用意されました。

左からTACER-POD、LOROP-POD、TAC-PODの順です。