ノースアメリカンT-28B練習機は航空自衛隊では偵察航空隊だけが実用機として装備した航空機です。

わずか1機の装備であり、1年半という短い期間であったが後部座席を改修してKC-1Bカメラを装備し、偵察練習機として運用されました。
昭和38年に生起したいわゆる「38豪雪」においてはRF-86Fに混じって災害地の状況を把握するための撮影に活躍しました。

偵察航空隊のT-28Bにはなんとビューファインダー(いわゆる普通のカメラのファインダーに相当するもの。RF-4Eには装備されていますが、RF-86Fには装備されていません。)が装備されていましたが、レンズ1枚の簡単なものでしたので飛行機が前に進んでいるのにファインダー内の画像は後ろから前に流れるため、撮影のタイミングを計るのが結構難しかったそうです。(※筑紫OB談)

もともとは米国においてT-6「テキサン」練習機の後継機として空軍に提案されたものですが、パワーアップを図ってエンジンを強化し海軍に提案されたB型が501飛行隊が装備したT-28Bです。

米海軍のT-28B

熊谷基地に展示されていた当時の581号機

浜松基地広報館に展示されている現在の581号機

外誌に紹介された偵察航空隊所属時のT-28B 581号機。カメラベイのドアが開いている様子を紹介している。

飛行中の米海軍のT-28B